

FXトレードに必要な用語を解説しています。
この記事の目次
ATR(Average True Range/アベレージトゥルーレンジ)
ATR(アベレージ・トゥルー・レンジ)とは、ボラティリティを表すテクニカル指標のことです。ATRが高くなっているということはボラティリティが高いことを示し、逆に下降局面にあるときにはボラティリティは低くいことを示します。
移動平均線(SMA,Simple Moving Average)
移動平均線とは、一定期間の平均価格を線でつなぎ、ジグザグした値動きのブレを慣らして価格トレンドの方向や強さを見るためのテクニカルチャートです。FXチャートに限らず、テクニカル分析の中で最もポピュラーで基本的な分析手法です。移動平均には単純移動平均、加重移動平均、指数平滑移動平均など計算方法によって様々な種類があります。単純移動平均線(SMA,Simple Moving Average)は、計算の対象となる期間の複数の終値について平均値を算出し、期間をずらしながら線でつないで表示したものです。移動平均線は、日足チャートなら5日線や25日線、週足チャートなら13週移動平均線や26週移動平均線などが一般的です。また、長期移動平均線を短期移動平均線が下から上に交差することをゴールデンクロスといい、上昇のサインとされています。
許容損失率/許容損失額
許容損失率/許容損失額とは、1ポジションや1回のトレード、1日のトレードでどのくらいまで資金が減ることを許容できるかのパーセンテージや金額です。
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雇用統計(こようとうけい)
雇用統計とは、その国の雇用情勢を表わす経済指標です。世界各国がそれぞれの雇用統計を発表していますが、特にアメリカの雇用統計は注目度が高く、為替相場に与える影響が大きいです。12日を基準日として、12日を含む週の雇用状況を調査。計測期間から3週間後の金曜日(翌月の第一金曜日になる場合が多い)に発表されます。
損小利大(そんしょうりだい)
「損小利大」とは、文字通り「損は小さく利益は大きく」と言う意味です。
スイングトレード
スイングトレードとは数日から数週間で売買を終わらせるトレードのことです。同じトレンドが、続いている限りは保有し続け、相場の波を乗りこなすようにトレンドの波を利用して利益を取るのがスイングトレードの手法です。100pipsから500pipsほどの取引を行います。スキャルピングやデイトレードのように1日の値動きに振り回されることが少ないトレードスタイルでもあります。
スキャルピング
スキャルピングとは、語源は頭の皮を剥ぐというインディアンの行為からきており、短期間で薄い利益を積み重ねていくという取引手法です。保有期間は数秒から1時間程度、5pipsから10pipsほどの取引を1日数回行います。FXのトレードスタイルは大きく分けて3つありますが、スキャルピングが最も短期売買です。
Stop Loss(ストップロス/損切り)
SLとは、Stop Loss(ストップロス)の略で、「損失をそこで止める」という意味です。損切りのことです。逆の言葉はTPです、Take Profit(テイクプロフィット)の略で、「利益をそこで取る」という意味です。利食いのことです。
建値決済/建値撤退(たてねけっさい)
建値決済の建値とは、ポジションを保有した時点の値をいいます。そして、相場が建値に達したところで決済することを「建値決済」、あるいは「建値撤退」と言います。エントリーした時と同じ値で決済するので、損益としてはプラスマイナスゼロで取引を終える事になります。
地政学的リスク
地政学的リスクとは、特定地域が抱える政治的、軍事的、社会的な緊張の高まりが、地理的な位置関係によって、その地域や関連地域の経済、世界経済全体の先行きを不透明にしたり、特定の商品の価格を変動させたりするリスクのことです。
チャネルライン
チャネルラインとは、トレンドラインの反対側に平行に引いた線のことです。トレンドラインは通常、チャネルラインを伴うのが一般的です。チャネル(channel)には「水路」や「航路」などといった意味があります。相場はトレンドラインとチャネルラインの間を推移しながら、トレンドを形成していくパターンもあります。
Take Profit(テイクプロフィット/利益確定)
TPとは、Take Profit(テイクプロフィット)の略で、「利益をそこで取る」という意味です。利食いのことです。逆の言葉はSLです、Stop Loss(ストップロス)の略で、「損失をそこで止める」という意味です。損切りのことです。
デイトレード
デイトレードとは、1日の間に取引を完了させて日をまたいでポジションを保有しないトレードスタイルです。保有期間は数時間から1日程度、20pipsから50pipsほどの取引を行います。トレード回数は相場環境にもよりますが1日1回から2回程度です。
テクニカル分析
テクニカル分析とは、通貨の値動きの推移をグラフ化したチャートを分析することです。値動きの推移をグラフ化したチャートを用いて売買の判断の参考にします。
ドテン
ドテンとは、FX取引において、「ドテン」とは保有しているポジションを決済し、逆のポジションを保有するという取引のことをいいます。例えば、買いポジションを保有している際に、その買いポジションを決済し、反対に売りのポジションを保有するという取引です。漢字では「途転」と書きます。FXトレーダーのは『ドテンした』というような表現を使います。
トレンド
トレンドとは、高値と安値を切り上げている状態を「上昇トレンド」と呼び、反対に高値と安値を切り下げている状態を「下降トレンド」と呼びます。横ばいの状態で相場が推移しておりトレンドが発生していない状態を「レンジ」と呼びます。
難平(ナンピン)
難平とは、株式投資や為替取引などの売買手法のひとつで、評価損が出ているポジションに対して、新たにポジションを保有することで、平均コストを下げる行為のことです。ナン(難=損)を(平)均することから、難平(ナンピン)といいます。FXのナンピンは失敗すると大損するリスクを伴うため、ハイリスクです。
パーフェクトオーダー
パーフェクトオーダーとは3本の移動平均線が短期移動平均線、中期移動平均線、長期移動平均線と揃っていた時にパーフェクトオーダーと言い移動平均線の傾きへの流れがより強くなる可能性があります。
ピラミッティング
ピラミッティングとは買い増し、売り増しを行うことで保有のポジションを増やしていくことです。ナンピンと違って相場が予想通りの動きをした際に少しずつポジションを増やして行く手法です。
フィボナッチリトレースメント
フィボナッチリトレースメント(略:フィボナッチ/フィボ)とは、上昇相場における押し目や下降相場における一時的な戻りの目標価格を判断する指標として使います。フィボナッチとは、イタリアの数学者レオナルド・フィボナッチ氏が研究した「フィボナッチ級数」を意味し、リトレースメントとは「引き返す、後戻りする」といった意味です。フィボナッチにおいては0.618が非常に重要な数字となります。
複利(ふくり)
複利とは、利息の計算方法のひとつです。一定期間ごとに利息を元本に組み入れ、その元本に対して利息が計算される方法です。利息の再投資のリターンを考慮に入れた方法です。 複利に対し、当初の元本に対してのみ、利息が計算される方法を単利といいます。単利と複利を比べると、複利は利息が利息を生むので、最終的な利息総額が多くなり、長く運用するほどその効果は大きくなります。
ボラティリティ
ボラティリティとは、略してボラです。日常的には「ボラが高い」「ボラが低い」と表現します。価格の変動率のことで「ボラが低い」とは、変動率が低く細かいレンジ相場になっている状態です。一方「ボラが高い」とは、変動率が高く大きく一方向に動いた相場です。「ボラが高い」=稼げると言う意味ではありません。
MetaTrader(メタトレーダー/MT4)
MetaTraderとは、外国為替証拠金取引投資家(FXトレーダー)が利用する電子取引プラットフォームです。MetaQuotes Softwareによって開発され2005年にリリースされました。無数のテクニカル指標を同時に表示させたり、世界中の開発者が作ったオリジナルのテクニカル指標や自動トレードシステム(EA)等をインストールして使うことができます。とても高性能な取引プラットフォームで、テクニカル分析を重視する世界中の中上級者から圧倒的な支持を得ています。
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